フランス料理は今では日本でも当たり前に食べられています。
世界中で愛されているフランスの料理ですが、フランスのパンにはどのようなものがあるのか詳しく知らない人も多いです。
そこでフランスで食べられているパンの種類について見ていく事にしましょう。
パン・トラディショネル
まずは、パン・トラディショネルです。
これは粉、水、塩、イーストだけで作る事ができるシンプルなパンになります。
長さや重さによりパリジャン、バゲット、バタール、フィセルなど呼び方が違います。
棒状のものは皮の面積が大きいので、香ばしさが特にあります。
こられを総称してパン・トラディショナルと言います。
また棒状ではなくていろいろな形をしたものには、エピ、ブール、シャンピ二オン、フォンデュなどがあり、これらはパン・ファンテジーと言われています。
生地は同じですが形や重さでパンの表情や味わいが変わるのが魅力的です。
クロワッサン
もともとはウィーンが発祥の地と言われています。
オーストラリアがオスマントルコとの戦いに勝って、トルコの象徴である三日月の形にしてトルコを食べるという意味を込めて作った言われています。
フランスには、マリー・アントワネットとルイ16世の結婚により伝えられたと考えられています。
20世紀になると今のようにバターを折り込んだものに進化して、バターの風味と軽い食感でフランスを代表するパンになりました。
ブリオッシュ
バター、卵、砂糖を使ったふんわりして膨らんでいる形状のパンです。
17世紀初めにノルマンディー地方で誕生して、その後はパリやフランス各地に伝わっていったと言われています。
それぞれの地方で材料の配合が違っていろいろなタイプのブリオッシュが誕生しました。
アルザス地方のクグロフはブリオッシュの変形です。
ソーセージをプラスして焼いてオートブルにする場合もあります。
パン・オ・レ
水の代わりに牛乳を使って作るいわゆるミルクパンの事です。
パン・オ・レのレは牛乳の意味です。
ウィーン労働者により伝えられたと言われていて、フランスではお菓子屋さんで販売されている事が多いです。
ほのかに甘くてクリーミーな風味がこのパンの特徴です。
パン・オ・レザン
クロワッサンの生地にカスタードクリームとレーズンを巻き込み、輪切りにして焼いたパンになります。
クリームのしっとりしている食感とレーズンの甘さが人気の理由になっています。
フランスのパンについてどの程度知っていましたか?
馴染みのあるパンもないパンもあるでしょう。
食べてみたいパンがあればぜひ、実際に口にしてみましょう。
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