11月になると、パン屋さんやお菓子屋さんで発売が開始されるクリスマスシュトーレン。
そもそもシュトーレンはパンなのでしょうか?
それともお菓子なのでしょうか?
ドイツ発祥のシュトーレン
実はシュトーレンはドイツ発祥の発酵菓子パンなのです。
発酵させるのだから、パンと言ってもいいし、作り方によってはお菓子っぽい商品もあります。
シュトーレンの意味はドイツ語で「坑道」という意味だそうです。
その形と真っ白な色から、白い産着に包まれた幼子イエスをイメージしているとも言われています。
シュトーレンとはどんなものなのかというと、生地には洋酒に漬け込んだドライフルーツやナッツが生地に練りこまれています。
さらに表面は粉砂糖でコーティングされています。
クリスマスという名前からクリスマスに食べるものというイメージがありますが、実はその前に食べるものです。
発祥の国ドイツでは、クリスマスの1ヶ月前くらいから少しずつスライスして食べ、クリスマスが来るのを待つと言われています。
そのため、本場のシュトーレンはかなり日持ちするようです。
ただ、自分で手作りするものは作り方がパンなので、せいぜい1週間くらいです。
そのため、11月からクリスマスまで何個も焼いてしまいます。
家族で食べると1つはペロリと平らげてしまうからです。
シュトーレンの作り方
さて、今回は自分のシュトーレンの作り方を紹介したいと思います。
まず、数日前からドライフルーツを洋酒に漬けておきます。
洋酒は好みのものでいいですが、自分はラム酒を使っています。
ドライフルーツも好みですが、最近はいろいろなドライフルーツが入ったミックスドライフルーツが販売されていたり、すでに洋酒に漬け込まれたものまであるようです。
イースト液を用意したら、強力粉にシナモンパウダーやジャンジャーパウダー、カルダモンなどを混ぜたものに卵黄、牛乳、砂糖、バター、塩を入れてこね上げます。
ある程度まとまったらドライフルーツとクルミを混ぜ込み一次発酵させます。
生地がひと回り大きくなったら取り出し、枕のような形に成形して二次発酵します。
ひと回り大きくなったら200℃に温めたオーブンで25分程度焼き上げます。
焼き上がりに表面にバターを塗って、冷めたら粉砂糖をかけて完成です。
ラップに包んで、2,3日経ったら食べ頃、1週間くらいで食べ切るのが理想です。マジパンなどを入れて、本格的に作ると手間も時間もかかります。
この作り方でも美味しいシュトーレンを作ることができるので是非試してみてください。
自分で作れるのだから、いつでも好きな時に作って食べればいいのですが、やっぱりシュトーレンを食べるのは11月~12月までではないかと思います。
この時期に食べるからこそ、シュトーレンだし、科学的なことはわからないのですが、日に日にドライフルーツの風味が生地に移って熟成するのは、夏ではダメなんじゃないかなと思います。
今年も11月になれば、シュトーレンを焼く予定なので、少し気が早いかなと思いながらドライフルーツを洋酒に漬け込みました。
今年は奮発していちじくやアプリコットを入れてみようかと思っています。
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