パンを発酵させるための方法
パンを発酵させるためには大きく分けて、イーストを使用する場合と天然酵母を使用する場合の2つがあります。
天然酵母は時間がかかりますが、ゆっくりと発酵をするため、粉の旨味を十分に味わうことができます。様々なものから酵母を起こすことが出来るので、酵母を育てる楽しみもあります。
しかし発酵も不安定ということがあるので、初心者には難しい方法でしょう。
イーストのほうが発酵も安定していますし、気軽に使うことができます。
そのイーストにも3つの種類があります。ドライイースト、セミドライイースト、生イーストの3種類です。
ドライイーストとセミドライイーストには耐糖性のものと非耐糖性のものがあります。
耐糖性のものは糖分が多い、菓子パン生地などに向いています。
生イーストは耐糖性、非対等性に分かれていません。
その名の通り、乾燥をしていないイーストで購入をすると塊になっていることが多いです。
消費期限が短いため、塊ではなく小分けされた状態で販売している店舗もあります。
ドライイーストの3倍の量が基本的
生イーストには独特のにおいがあり、このにおいが苦手だと感じる人も少なくはありません。
しかしパンを焼いてみると、気になるにおいは全くしないのです。
発酵力も強く、ふわふわのパンを焼くことが出来ます。
お湯で溶いてから材料の中に入れる方法もありますが、そのまま混ぜても問題ありません。
パンのレシピではドライイーストを基準にしていることが多いので、どれくらい入れたらいいのか分からないということもあるでしょう。
基本的にはドライイーストの3倍の量を入れると良いと言われています。
2倍でも十分に発酵させることができる、という人もいます。
消費期限は短いのですが、しっかりと密封をして冷蔵庫に保存をしておくと、1か月ぐらいは持たせることができます。
発酵力には問題がないので、消費期限までに使うことができなかったということがあっても破棄をすることもありません。
生イーストはリーズナブルな材料
生イーストは比較的リーズナブルです。
実際に使ってみるとドライイーストとは焼き上がりが違うので、手放せなくなるという人も多いです。
捏ねる際のにおいさえ気にしなければ大丈夫でしょう。
スーパーでは中々販売をしていないものなので、製菓製パン材料の専門店に足を運んで購入をするとよいです。
また価格もリーズナブルなので、購入しやすいです。
ふわふわのパンを作りたいと考えているのであれば、生イーストを使って焼いてみると、ドライイーストとの違いが分かるでしょう。
コメント