栄養素の高いきな粉
「きな粉」は健康的な体づくりに欠かせないたんぱく質を豊富に含んだ畑の肉とも呼ばれる大豆が原料です。
良質のタンパク質を含みビタミンB1やビタミンB2といったビタミン類や カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄といったミネラル類を多く含んでいます。
粉にすることで消化が良くなり、大豆の栄養素を効率的に摂取することができる「きな粉」は家庭でも作れる身近な食品です。
フライパンを中火にかけ、大豆を乾煎りします。
10~12分間焦がさないように木べらなどでかき混ぜながら煎ります。
加熱により大豆特有の臭みが抜け大豆の皮が少し弾けて香ばしいにおいがしてきます。
青臭さがなくなり煎り終わったらザルやバットなどにあけて粗熱を取ります。
乾いたふきんにつつみ、すりこ木で軽くたたいて大豆の皮をとり除きます。
皮を取り除いた大豆を粗い目のふるいにかけて小さな皮も取り除きます。
皮を取り除いた大豆はミキサーで粉砕します。
ミキサーを使用しない場合は大豆をすり鉢に移して摺りあげます。
そのあと目の細かいふるいにかけのこっている皮を除いてできあがりです。
きな粉の種類と効用
黄大豆を原料にした「きな粉」は黄褐色で黄な粉とも呼ばれています。
また青大豆を原料にしたきな粉は淡緑色なので青きな粉や、うぐいすきな粉と呼ばれています。
大豆由来のイソフラボンによって美肌効果や骨粗鬆症の予防、基礎代謝の向上や脂肪の分解促進する効果、髪を美しく健康的な状態に保つ成分も含まれています。
髪の状態が気になるときにも「きな粉」の摂取は効果的なのです。
質のよい蛋白質と食物繊維が多く含まれているため、便秘改善にも役立つと美容に関心のある女性も注目の「きな粉」は、お腹の調子を整える整腸作用で便秘の改善まで図れるダイエットしやすい痩せやすい身体作りもできるというわけです。
いつでも手軽に手に入るので牛乳に溶かすなどしてプロテインのように摂取できる健康面、美容面だけの人気ではなく、「きな粉」の味わい、その香ばしい美味しさは幅広く人気があります。
お餅にからめて食べたり、葛餅やアイスクリームにそのまま使ったものなど「きな粉」をデザートで食べる機会も多いです。
牛乳や豆乳などに混ぜて飲むきな粉ドリンクは、飲みやすく消化吸収しやすく効率的に大豆の栄養素を身体に摂り入れることができる朝食メニューに取り入れている人も多くなりました。
きな粉はパン作りにもおすすめ
きな粉は粉類に混ぜやすいのでパン作りにもおすすめです。
パンの材料に少量混ぜて作ると栄養素もプラスされほんのりときな粉色した香ばしいパンが楽しめます。
ホットケーキミックスに混ぜてもいつもとは違うやさしい素朴な美味しさが味わえます。
市販のテーブルロールなど小型パンを揚げて砂糖ときな粉をまぶすと懐かしの給食の揚げパン風、フレンチトーストの仕上げにきな粉と砂糖をかけると緑茶と味わいたくなる和風仕立てになります。
簡単につくれるハチミツと混ぜたペーストやバターとはちみつを混ぜ合わせたきな粉バターはパンと抜群に合う、朝食やおやつにもおすすめです。
手軽に栄養を摂取できる「きな粉」は健康に美味しく味わえる優れた食品です。
毎日のパン食をもっと楽しく美味しくしてくれます。
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