「クロワッサンって作るの大変なんじゃないの?」
「クロワッサンを作ろうとするといつも失敗してしまう」
パンにも様々な種類がありますが、定番といえばやはりクロワッサンではないですか?
あのサクサクとした食感とバターの甘みがたまらないですよね。
そんなクロワッサンを自宅で作ってみたいと思いますが、なかなかお店のような味にならなかったり食感が違ったりしませんか?
お店で販売されているクロワッサンのふんわりサクサクとした触感を出すのであれば、
小麦粉に薄力粉を多く配合させる必要
が出てくると思います。
またもっちりとした食べ応えのあるクロワッサンがお好きな方は、強力粉だけを使って焼き上げると作ることができます。
また素材だけでなくクロワッサン作りはちょっとしたテクニックが必要になってきます。
そこで今回は美味しいクロワッサンを自宅で作るために、ポイントをいくつかご紹介させて頂きます。
クロワッサン作りは気遣いが大事
クロワッサンを作るのは、バターロールなどと比べると多少の手間と気遣いを必要とします。
注意したいのは小麦粉などの材料を大きめのボウルに入れて合わせた後、
あまりこねすぎないことにすること
です。
なぜならこねすぎることでグルテンが発生してしまい、クロワッサンならではの食感が失われることになるからです。
生地のミキシングが終わったら、続いて生地にボウルごとラップをかけて40℃、60分で一次発酵します。
この一次発酵では生地が1.5~2倍程度に膨らむのが目安となります。
一次発酵が終了したらこの生地に薄く伸ばしたバターを織り込みます。
バターはあらかじめ必要な分量を冷蔵庫で冷やしておき、使う際に綿棒でゆっくりと伸ばして使用するようにします。
バターを織り込んだ生地を綿棒でやさしく伸ばして縦に3倍程度の長さにして、これを3つにたたんでもとの大きさに戻します。
今度は横の方向に同じように伸ばして、また折りたたんで元の大きさにします。
この作業を3回繰り返します。
数回繰り返すことで、何層ものバターが重ねられたクロワッサン特有の生地ができるのです。
バターが溶けないよう注意
ここで注意したいのは、
とにかく手際よく作業すること
が大切だということです。
特に夏場の暑い時期には、すぐにバターが溶け出してしまいます。
また、常に打ち粉をしながら作業することも大切です。
そのため一気に作ってしまうのではなく、冷蔵庫で休ませながら時間をかけて根気よく作っていく必要があります。
織り込み作業が終わった生地は、冷蔵庫でさらに10分程度冷やして休ませます。
クロワッサンの成形
次はいよいよクロワッサンの成形に移っていきます。
クロワッサンのあの形を作るのは難しそうと思うかもしれませんが、慣れると簡単に作れるようになります。
スケッパーで生地を長い三角形に切っていき、三角形の長い底辺の真ん中に少し切り目を入れてから先に向かってくるくると巻いていきます。
丸く三日月型にするときれいな形が出来上がります。
成形が完了したら、二次発酵となります。
クロワッサンの二次発酵で注意する点としては、
高温になると織り込んでいるバターが溶け出してしまいます
ので、30℃程度の低温で行います。
目安としては2倍程度に膨らんだら二次発酵は終了となります。
そして最後にオーブンで200度、15分程度で焼き上げます。
溶き卵を表面に塗ると見た目にもつやが出てきれいに焼きあがります。
まとめ
今回は自宅でクロワッサンを作るポイントに関してまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
やはり他のパンと違うあのクロワッサンの食感を出すためには、小麦粉の種類だけではなく作るときにこねすぎないことも重要になってきますね。
またバターをたくさん使うパンとも言えますので、発酵時にバターが溶け出さないように温度をしっかりとチェックしないといけません。
クロワッサン作りはこのように時間と手間がかかりますが、焼き上げていると家中にクロワッサンの何ともいえないとてもいい香りが漂って、疲れも吹き飛んでとても幸せな気分になりますよ。
是非この記事を読んで、まだクロワッサン作りに挑戦したこと無い方は一度作ってみて頂ければ嬉しいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コメント