ベーグルの発祥と由来
もちもちとした食感が人気のベーグルですが、ベーグルが生まれたのは今から300年前、オーストリアがトルコに侵略させそうになった時にポーランドの王様が援軍を出し事なきを得ました。
そのお礼にオーストリアのパン職人がポーランドの王様に謙譲したといわれているのがベーグルです。
ベーグルの言葉の由来はポーランドの王様が大好きだった乗馬のbuegel(ビューゲル)というドイツ語が変化して「bagel」といわれるようになったそうです。
ベーグルは移民と供にアメリアに渡り、特にユダヤ人が多い北アメリカで普及しました。
ユダヤ教には「コーシャ」と呼ばれる戒律があり、食べ物についても戒律が定められています。
卵、牛乳、油を使わないベーグルは戒律を犯すことがない主食として受け入れられていき、いつしかアメリカでもポピュラーな朝食となっていったのです。
日本にやってきたのは1900年後半、アメリカから健康食品のひとつとして輸入されていました。
現在では日本でも市民権を得、専門店やパン屋さんのショーウィンドウに並ぶようになりました。
日本のベーグルはアメリカのように戒律に基づいて厳密に作られておらず、牛乳などを含んだものや、やわらかく加工されたものなど独自の進化を遂げています。
ベーグルの材料と製造工程
ベーグルの材料は強力粉、塩、砂糖、ドライイースト、お湯です。
強力粉に塩、砂糖、ドライイースト、お湯を入れてしっかりと練りこみます。
この練りこみが甘いと弾力のある生地に焼きあがりません。
生地が練り終わったら、生地を均一にわけ15分ほど寝かせます。
生地を棒状に伸ばして、先端をつなぎ合わせて円形にし、沸騰したお湯で片面を一分ずつゆでます。
ゆで終わったら、190度のオーブンでこんがりと焼き色がつくまで焼いて出来上がりです。
ベーグルの優れた点
ベーグルが優れている点はなんといっても余計なものが入っていないことでしょう。
卵、牛乳、バターを使わないのでコレステロールや肥満を気にしている人にはおすすめのパンです。
また、噛み応えのある独特の生地は腹持ちもよく、咀嚼回数も自然と増えるのでダイエット時のおやつとしても最適だといえます。
また、強力粉を使うベーグルは小麦粉を使うほかのパンに比べてたんぱく質が多めに含まれています。
ベーグルはダイエットのサポートにはちょうどいいパンと言えるでしょう。
また、サンドイッチのように自分の好きな味にカスタマイズできるのもベーグルのいいところです。
あるときはサンドイッチ風、あるときはクリームをはさんでスイーツ風と楽しみ方は何百通りもあります。
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