はけ(刷毛)とはプラスチックや木の柄の先端に、多数の毛が取りついている道具です。
毛を二枚の木片やプラスチック片で挟んだ形状のものが多いですが、筆に似た形状のものもあります。
はけの材料となる毛には山羊や豚の毛、人毛、アクリル樹脂等が用いられます。
他の種類としては竹製のものもあります。
パン作りの行程内では、下記のような行程ではけは使用されます。
パンを成形する際にその生地に折り込むものがある場合
例えば、シナモンロールを作る際には、まず生地をめん棒で伸ばし、その生地にまんべんなくシナモンシュガーを振ります。
そのシナモンシュガーが生地になじみやすくするために、はけを使って水を生地にぬります。
水を塗っておくと、生地へのなじみやすさがかなり違います。
ツヤ出し
表面に光沢のあるパン(アンパンやバターロール等)の表面に卵黄を塗る時に使用されます。
その塗ったパンを焼くことによって、パンにツヤが出るようにします。
おすすめのはけとして、まずパン作りに合わないはけがあります。
シリコン製等の固い素材の毛が付いているはけは合いません。
パンの生地は柔らかいものがほとんどですので、はけの毛が固いとその生地を傷つけてしまうためおすすめできません。
パン作りでのはけ作業は細かい作業も多く、かなりデリケートな作業となりますので、それを考えてはけを選ぶようにしましょう。
これらを考慮した、おすすめのはけです。
ENDO 極(きわめ)
毛に高級山羊尾毛を使用しており、とても丈夫で切れ毛も少ないそうです。
毛先がとても柔らかく、パンの二次発酵後の繊細になっている生地肌を傷つけることもありません。
また、はけ先のまとまりも良いため、余分な卵液を吸うこともなく、塗ったあとの液ダレもありません。
毛のコシがしなやかであるため、簡単にやさしいタッチでの卵液の塗り上げができるようになります。
さらに、この製品の形状として、結束部をU字に曲げ締めてあるため、抜け毛がほとんど出ないというところも良いと思います。
本職用特上パン刷毛 匠技
上記よりも毛の量がかなり多くなっています(その影響だと思いますが値段も倍くらいになります)。
毛が多い分、はけにしみこむ液量が多くなりますので、パンを大量につくるかたにはおすすめできるのではと思います。
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