めん棒はパン作りやお菓子作りの際にお馴染みの道具です。
パン作りでは生地を成型する際に使います。
簡単に説明すれば、生地を伸ばしたりガスを抜いたりする時に必要です。
めん棒の素材は木製やプラスチック製・大理石製などがありますが、1本あれば事足りるのでお菓子作り用や普段使っている物があれば十分だと言えます。
めん棒を使う工程
一次発酵後まとめておいた生地のベンチタイムが済んだら成型作業に入ります。
パン生地は非常にデリケートで室温や手の温度・乾燥の影響で損なわれてしまうため、あまり時間を掛けないのがポイントです。
常温で休ませておいた生地にはガスが含まれています。
めん棒で伸ばすと自然に抜けていくため、伸ばす作業とガス抜きは同時進行と考えていいでしょう。
ガス抜きをすることで生地内の大きな気泡がなくなり、ふっくらとしたパンが完成します。
生地を傷めずに含まれているガスもしっかり抜かなければならないので、力加減に気を付けながら伸ばすようにしましょう。
めん棒は生地の中央から転がして端に向かっていくと上手にガスが抜けますよ。
また、生地の伸びも良くなります。
どういう「めん棒」が使いやすいのか
木製で40cm前後の物があればOKです。
一般家庭では作業スペースが限られていますし、作るのもパンですから長すぎるものは避けておいた方がいいでしょう。
パン作りの場合はめん棒よりこね台のほうが重要なので、あまりこだわらなくても問題はありません。
ただし、パンの生地を伸ばすために使うため、表面に傷がついている物やザラザラしているめん棒は避けてください。
また、ガスをしっかり抜くためには、軽い物よりある程度の重みがある方が適しています。
安価な物でも構いませんが、最低限のポイントはしっかり押えておきましょう。
スリコギで代用するという方もいるそうですが、パン作りを続けたいなら揃えておいた方がいいと思います。
他のパン作りの道具が気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
パン作り用のめん棒がある
いわゆるガス抜きめん棒と呼ばれる物です。
プラスチック素材でめん棒の表面に凹凸が付いているため、無駄な力を掛けずにガスが抜ける・生地がめん棒に引っ付かない、などという利点があります。
しかし、ガス抜きめん棒はパン作りの初心者にはあまり向いていないようです。
中級者や上級者でも結局使わずじまいという方が多いそうなので、無難に木製の物を使うことをおすすめします。
めん棒もパン作りの素材と同じでシンプルな方がいいのかもしれませんね。
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