パンドミの発祥や由来
パンドミはフランス語で「pain de mie」、直訳するとパンの中身という意味になります。
発祥は20世紀初頭のフランスですが、元となったのはイギリスのホワイトブレッド(食パン)で、それを真似て作ったのがパンドミです。
フランスではパンの中身(クラム)より皮(クラスト)を食べるほうが好まれています。
パンといえばバゲットやバタール・ブールなどといったハード系のパンが一般的で、パンドミのようなしっとりとした舌触りやふわふわ感を味わうものは路線が異なるそうです。
パンドミは型を使って焼くためバゲットのような固さはありません。
そこから「皮のない中身だけのパン」「中身の多いパン」と考えられ、パンドミという名前が付いたのではないかと言われています。
日本では山形食パンのことをパンドミ
しかし、通常の食パンとパンドミとの違いは特にないそうです。
本場のフランスではルーツとなったイギリス食パンの作り方を踏まえて、発酵時間や水・イーストの量を調節したり、小麦粉をイギリス産に変えたりしています。
パンドミは素材の味を楽しみパンなので、食べる時は薄くスライスしてトーストやサンドウィッチにするのが一般的なようです。
パンドミの材料
- 強力粉250g
- 砂糖20g
- 塩5g
- ドライイースト3g
- スキムミルク10g
- バター25g
- 水160ml
- ぬるま湯20ml
パンドミの作り方
※作り始める前にバターを常温に戻しておき、オーブンを170~180度で予熱しておきましょう。
パン型に生地がつかないようにバターやオイルを塗っておくこと。
1.強力粉と砂糖・塩・水・スキムミルクをボールに加えてさっくり混ぜ合わせておき、そのまま10分程度休ませます。
2.ドライイーストにぬるま湯を加えてよく混ぜ、1と合わせましょう。そのまま生地がまとまる程度にこねます。
3.打ち粉を敷いた台に生地を取り出して滑らかになるまで、押し付ける・叩く・伸ばす・まとめるを繰り返します。
4.常温で柔らかくなったバターを生地に練り合わせて、滑らかになるまでしっかりこねていきましょう。
5.ボールに油を塗ってから生地を入れ、ラップで蓋をしたら1時間発酵させます。
6.膨れ上がった生地を取り出し、台に落とし・叩いてガス抜きを行います。終わったら四方から生地を織り込んでまとめて再度ボールに入れましょう。
7.30分間発酵させたら、生地を2~3つに切って軽く丸めておき、更に20分間発酵させます。
8.台に取り出したら、ガスを抜くためにめん棒を使って生地を伸ばしていきます。力を入れて生地を巻き込み型に入るサイズに丸めましょう。
9.生地を型に並べてそのまま1時間発酵させます。
10.170度~180度のオーブンで30分~35分間焼けば、パンドミの完成です。
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